神猿とは

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日枝神社と猿の関係

日枝神社の社殿には、ほかの神社と大きく違う特徴があります。それは、境内に狛犬ではなく「猿」が置かれているところです。 猿は御祭神の大山咋神の使いとされており、神様の使いの猿「神猿(まさる)」と言われ、敬われていました。その「まさる」という音から「勝る(まさる)」「魔が去る(まがさる)」とも考えられ、勝運の神や魔除けの神として置かれています。音読みの「えん」という音から、猿が「縁(えん)」を運んできてくれると考え、商売繁盛や縁結びの祈願を受けに来る方も多くいます。

三代将軍家光公の朱印状
▲鈴木慶雲氏の作、昭和42年に奉納された神猿像

本殿向かって左には子供を抱いた母親の神猿像(まさるぞう)が、右には父親の神猿像が安置されています。猿は群れを大切にし、子宝に恵まれ安産であることから、「家内安全」や「子授け」「安産」を願い母猿を、「マサル」の語呂から「商売繁昌」「社運隆昌」「厄難消除」を願って父猿を撫でていく方が後を絶ちません。

東都日枝大神祭禮練込之図
▲社殿前に安置されている夫婦の神猿像
現在の神幸祭
▲平成28年の神幸祭で使用した猿山車
現在の神幸祭
▲日枝神社公式キャラクターの「まさるくん」